平屋の家

平屋の住まいについて。デザイン、住み心地、間取り、セキュリティなどなど。

平屋に暮らす人々~その2~

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シリーズものの「平屋に暮らす人々」のその2になります。今回は3名分になります。改めて自分と視点が違うので実に興味深くて面白いです。

その1は ↓ こちら。

hiraya-no-ie.hatenablog.jp

 

 

では早速順番に3名のインタビュー記事です。

中古の平屋に二世帯で住まいのCさん

私は昨年の春、埼玉県内に平屋の中古一戸建て住宅を購入しました。敷地面積は約300㎡で、延床面積は150㎡です。購入価格は2500万円でした。

私たち家族はそれまでは、2階建ての一戸建て住宅に住んでいたのですが、階段の昇り降りをする必要のある2階建て住宅では、1階と2階の行き来が大変ですので、思い切って住宅の買い換えを実行したのでした。

それに、家族構成が私と妻、それに中学生と小学生の子供2人、さらに80歳を超す母親がおりますので、とくに母親が1階の狭い和室とリビングを往復するだけの生活をするのは気の毒だと思ったのです。

今度の平屋建て住宅の間取りは、4LDKで、家族それぞれが個室を持っていますが、平屋ですから、とても広い邸宅のような感覚を持っています。

都市部ではなく、町村部にある住宅ですので、暑い季節になると東西南北の窓を開けておくと、風がすーっと抜けていくので暑さが和らぎます。

平屋建て住宅に住んでみて驚いたのは、真夏の季節でも過ごしやすいという点でした。それに、家の周辺は畑や田んぼですので、レースのカーテンを開けておいてもプライバシーを侵害される心配はありません。開放感に満ち足りた日々を送っています。

また、80歳を過ぎた母親は足腰が弱っていますが、階段の昇り降りをする必要がなくなり、歩いて家の中を移動できるようになったので、とても喜んでおります。今度の私の購入した家は、東西に細長い構造になっていますので、廊下を端から端まで歩くだけで、母親にとっては良い運動になるようです。

それに、家の南側には縁側がついていますので、天気の良い日は縁側に椅子をもってきて、日向ぼっこをしています。

自宅にいながら、陽に当たることができる生活を過ごせるというのは、とても贅沢なことだと感じています。

私が若い頃過ごしたマンション暮らしでは室内で日向ぼっこは、なかなかできませんし、長い廊下を歩くこともできません。

そういった意味では、マンションでもなく、2階建て住宅でもなく、平屋建て住宅ならではの住み心地の良さというものがあるのだと、最近認識しています。

 

地方都市田舎の賃貸平屋にお住まいのDさん 

田舎の地方都市の賃貸住宅に住んでいます。

こちらでは,2~4階建てのマンションタイプの物件とともに,平屋建ての一軒家や2家族が一棟になっている物件も多くあります。今,自分が家族と住んでいるのは一軒家平屋建ての賃貸住宅です。

周りには同様の家が広がる住宅街です。間取りは,居間とダイニングキッチン,子ども部屋2,寝室1です。家賃は7万円です。田舎の割には高いです。

新築だったのと,商店街に近いというのが理由なのかもしれません。

子どもが大きくなって,今までのアパートでは子ども部屋が確保できなくなったので,この家にこしてきました。子どもは男と女なので,別部屋にしなければならず,来客用の部屋が欲しかったのですがそこまでは余裕がありませんでした。

近くに住む親の足の具合が悪く,よく家に来ていたのですがやはり平屋の方が何かと都合がよいのでこの物件を選びました。

今は上の子が進学で家を出ていますので,その分の部屋が空き,そこを客間や親が来た時の部屋として使っています。やはり階段がないと高齢者は楽なようで,以前よりうちに来る機会が増えたようにあります。また,掃除も階段などがない分,省略できるので時間的なロスが少なくて済みます。

また,気分によって部屋の模様替えや使い方の変更なども簡単にできます。うちでよくやっていたのは兄妹で部屋そのものを入れ替えるという作業です。大きな荷物も少し動かすだけですのでとても簡単で,子どもたち曰く,気分転換になるということでよくやっていました。

家賃はこんなものかなと思いますが,下の子も家を出てしまえば部屋がまた空いてしまうので,その時は引っ越しを考えています。親との同居という選択肢も残っているので,やはり平屋を候補にしています。

できれば手すりやスロープといった介護につながる設備もあればいいかなと思います。しかし。経済的なめどが立てば,一戸建ての購入ということもあるかもしれません。

 

平屋の住宅を購入して約6年になります。当時二階建ての建物を建てる予定でしたが、田舎で敷地が広くありましたので平屋の約100平米のお家を建てました。

業者は色々悩みましたが、結局ハウスメーカーで建築してもらいました。ただ、我が家は少し特殊で収納スペースを多くとりましたので、1.5階部分が存在します。

その会社では蔵と呼ばれていると思います。使い心地は抜群です!家の荷物のほとんどをその収納スペースに入れてもまだまだだゆとりがあります。

もともと平屋の家を建てるのが夢でしたので、100パーセントのいえが出来上がっております。デメリットととしてあげるなら二階建ての家よりも少し暑く感じてしまうところです。

家を建築する際に、営業マンから平屋は二階建てよりも室内に熱が溜まりやすいので、屋根材を遮熱効果のある屋根材を選ばれたらどうですか?と提案していただきましたので、営業マンの提案に合わせました。

費用的なおはなしですが二階建てよりも平屋の方が安いイメージを持ってしまいますが実際のところそんなに変わりません。屋根の面積が多くなったり、基礎の面積が大きくなってしまいますので、大きく安くなることはないと思います。

各ハウスメーカーや工務店によってもさまざまだと思いますが。私の場合二階建ての見積もりと平屋の見積もりとでは金額に大きな差はなかったと思います。100平米をベースにした見積もりですが。

自分達もいずれは歳をとり、足腰に不安が出てきた時に果たして階段を登れるのかと考えた結果最終的には二階建てでなく平屋のを選んだのです。

今後お家を計画されている方にアドバイスですが、敷地にゆとりがあるなら平屋がオススメです。あとは自分たちの老後のために極力、段差を無くしておいた方がいいと思います。

子や孫に引き継いで行くお家なら話は別ですが、我が家のように娘が2人の家庭であれば今後の自分達な生活の不自由のないように、計画していくのがいいと思います。

平屋に住む人々の記事募集します!

今回もそれぞれの家族状況や住まいの地域の背景など様々でとても面白かったです。

もしあなたも平屋にお住まいであれば、平屋について語っていただけませんか?このシリーズに掲載させて欲しいです。

コメント欄よりご連絡いただけますと幸いです。お待ちしておりますm(_ _)m