平屋の家

平屋の住まいについて。デザイン、住み心地、間取り、セキュリティなどなど。

平屋に暮らす人々〜その1〜

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新シリーズ「平屋に暮らす人々」

「かっこいい平屋」シリーズに続き、「平屋に暮らす人々」シリーズを始めます!

内容は、実際に平屋に住んでいる人のインタビュー記事を各回2名分載せていきます。価格、家族構成、延床面積、間取り、ライフスタイルの実現性、住み心地などなるべく自由に執筆していただきました。

いろいろな平屋、いろいろな見方が面白いです。ぜひご参考に。

本記事のその2は、こちらです。 

hiraya-no-ie.hatenablog.jp

 

賃貸の平屋にお住まいのAさん

大阪市の環状線内の平屋物件に住んでいます。築年数は不明ですが、戦争を経験しているとの事です。

その物件をフルリノベーションしたものが賃貸に出ており、かなり可愛かったので賃貸契約をして住んでいます。間取りは2LDKです。広さは1、2解合わせて55平米です。私と主人の二人で暮らしています。

両隣は老人の夫婦やお婆さんの単身が暮らしています。顔を合わせたら挨拶する程度ですが、かなり長い間住まわれている様子です。家賃は8万円です。ここら辺の物件で一戸建てで8万円はかなり格安です。しかし、壁は薄い印象です。

隣がそんなにうるさく無いので音は全く漏れませんがきっと子供が出来て暴れ回ったり、大きな声は隣に聞こえてしまうのではないかと思います。

可愛いくリノベーションされていて価格も安かったので借りましたが、冬は寒く夏はかなり暑いです。冬の寒さは地面から伝わるような冷気があります。かなり厚手の絨毯を敷いています。各部屋に暖房器具が無いと過ごせません。

夏場も風向きによっては全く風が入ってきません。両隣が壁になっているので当然と言えば当然ですが。また、天井も低いです。あまり身長は高くないので気になりませんが、友達の新築マンションに行くその差は歴然です。

しかし、そんな不便な所もありますが、内装は可愛くお洒落なので何か私達が手を加える必要はありません。キッチンもタイル張り、シンク下はゴミ箱置き場、窓は可愛い鉄格子があります。二階の各部屋の一つはクローゼット代わりにしています。ベッドルームは大きな布団を敷いてゆったりと寝ています。夏、冬さえ乗り越えれば生活はしやすいです。二人では十分な広さの物件の上、家賃も安いので今後家を買うための貯金だと思えば贅沢な暮らしをしています。

ただ、静かに暮らせる大人だけでないと音は筒抜けです。また、一部屋を完全に収納部屋にしていんので収まっていますが、部屋として使うには収納が無さ過ぎます。物が多い家庭では片付かない印象の家になりそうです。

 

広い土地に新築した平屋にお住まいのBさん

今、平屋が増えていますね。私は2年半前に平屋を新築しました。

趣味が自動車整備のため静かな場所を選んで土地坪数492㎡を購入しました。高速道路、主要幹線道路がちかいのに少し入りくんだ場所だったためとても安く手に入りました。

そこに建坪約93㎡の平屋を設備込みで2200万円で建築しました。いわゆる工務店やハウスメーカーでは求めているものが出来なかったので、鉄工所を通じて完全オリジナルで設計していただきました。

そんなにまめな方ではないのと、夫婦二人が住む設定ですのでこじんまりとした家と作業をしっかり出来る作業場があればいいな、という設計にしました。部屋数はリビングとバストイレ、寝室、ビジタールーム、キッチンと食料庫というシンプルな作りにしました。ただ、連日人が集まるのでリビング重視で20畳以上の条件は出しました。

ここでひとつアドバイスさせていただきたいのは、いくら私のケースのように安いと言っても設計士はきちんとした人を選ぶのが大切です。私の場合は非常に最低な設計士に当たってしまい余分に苦労しました。

竣工するまでに相当回揉めましたし、他人はいいじゃないかと言いますが、平屋なのに基礎が2m程もあって無駄がとてもとても多いです。伝えた通りには出来ないし、なんだかなぁなぁで、本当に疲れました。

ですから、もし検討されている方にはくれぐれも同じ辛さを味わわないように、ある程度きちんとしたメーカーさんや工務店さんと相談して時間をかけて構想を練っていただけたらな、と願います。

既に2年半過ぎ住んでるわけですが、住み心地は自分達で決めた分かなり快適です。細かいところは勝手に設計士に変えられてますがいかんせん持ち家です。好きなように変えられますので不自由は一切ありません。

肝心要の屋内設備は信用のおける方に任せておりましたので、床暖房から太陽光発電、キッチン廻り、バストイレすべて快適仕様にしていただいてます。

最終的には自分達の意見を時間はかかりましたが通しましたので気に入ってます。

くれぐれも申し上げたいのは、誰でもないあなたの家です。時間をかけても気に入ったお城を手に入れてください。そして補足として、平屋は本当に快適です。無駄が今も、そしてゆくゆくもありません。ご参考までに。

また次回に!

どのように平屋を検討して住まわれていったかがわかり面白いですね。次回また不定期でこの企画やります!